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本・女たちのジハード
芥川賞直木賞が選ばれましたね。
随分前になるけれど、受賞作を読もうと意気込んでいたことを思い出しました。
そして、読み上げた本の中の一つを紹介します。

第138回 芥川賞発表!
第138回 直木賞発表!




女たちのジハード (集英社文庫)
女たちのジハード (集英社文庫)
篠田 節子


第117回(97年)直木賞受賞作。

 皆さんは、自分の人生をどう考えていますか?
今の人生に満足していますか?
幸せって何?
1人1人性格も違えば、生きていく内容も違う。
どれが幸せか・・・なんてわからない。
永遠の課題ですね。
この本は、そんな悩み多き現代女性のお話です。

 主人公は、保険会社にOLとして働く5人。
それぞれに将来を意識しながら前向きに生きています。
女性がたくましく生きる活力になると思いますよ。

では、その5人を紹介します。

 最年長の康子は30才を過ぎた独身。
同僚から「将来設計はあるのか」と聞かれるほど淋しい毎日を
1人で過ごしていた。
でも、1人で人生を終えるのも悪くないと考えだすのです。
私の場合、結婚してしまったけれど、
結婚だけが人生ではないよね。
自分の道を切り開ける生き方が理想だと思う。

 一方、紀子は目立たない、何も出来ない20才。
知らないうちにリサの好きな人と結婚する事になる強かな面もあり
要注意人物。
結局は夫の暴力に耐えきれず離婚。
その後仲間の支えがあったからやり直せたにもかかわらず、
知らないうちにしっかり新しい夫を見つけるのでした。
読んでいく中で1番腹が立つキャラクターですが、
紀子なりにしっかり生きているのです。
でも・・・やっぱりムカツクかも。

 次に計算高いリサ。
自分の両親が共働きだった事、父親が安月給である事から
結婚相手にはちょっとうるさくてエリート狙い。
そして、気に入った男性に対して、どう接したら注意を引くかの
鋭い洞察力。
でも、リサは1番主婦に相応しくて憎めない性格。
主婦業は完璧に出来るし、気が回る。
理想の結婚相手を探すだけあって自分も磨きをかけている。
それでも結局は平和な生活より、愛情を選ぶのですが・・・。

 紗織は得意の英語で食べていけるよう翻訳の勉強をしている。
でも、現実はそう甘くはない。
紗織の思っていた自分の実力は、世間では大した事ではなかったのです。
それでも、別の魅力あふれる道を探し当てた。
「ヘリのパイロット」
25才にしてのチャレンジャーです。
アメリカで探し当てたパイロットへの夢。
英語の勉強は決して無駄ではなかった・・・
英語は仕事としてではなくて、手段にすぎなかったけれど。

 最後にみどり・・・1人だけ結婚をしていたけれど、
主婦に納まることが出来ない性格。
リストラ退職後、出産し1児の母となる。
しかし、サークル活動などして元気いっぱいな主婦でした。

ざっと説明した限りでも皆たくましいと思いませんか?
どんな人でも一生懸命生きているからこそ生きていく意味がある。
そう思いませんか?

理想に近づくのは大変です。
それに、理想からかけ離れた道に進む事もあります。
失敗の連続・・・なんて事だってあります。
でも、どういう結果だろうと、前進あるのみ。p(^^)q
そうすれば、この5人のような人生が送れるんじゃないかな。

頑張りましょう!!


⇒他にも読み上げている受賞作あり


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